OpenPNE1.4 Install Manual

20050927 sato.kimihiko@tejimaya.com

0. はじめに

このドキュメントは以下の環境を前提にしています。
下記以外の環境の人は、各自の環境に合わせて読み替えてください。

Apache2.0* 上で、PHP4.3.11 ASPI(mod_php) が動作。
Apache+PHPからMySQL4.0.2* との接続が可能。
MySQLのデータベース、テーブル作成と修正ができる。
my.cnf を編集できるユーザアカウントでログインできる。

1. 設定前に決めておく(調べておく)こと

SNS_NAMESNS名
DOCUMENT_ROOTファイルシステム上のSNS設置パス
ABSOLUTE_PATHWeb上の絶対パス
MAIL_SERVER_DOMAINメールサーバドメイン
ADMIN_EMAIL管理者メールアドレス
DBNAME,USER,PASSWORDMySQLのデータベース名、接続用ユーザ、パスワード
ENCRYPT_KEY会員ログイン情報の暗号キー(56バイト以下のASCII文字)

2. ファイルの設置

CVSもしくはアーカイブなどで取得したすべてのファイルを任意のディレクトリに設置。
DOCUMENT_ROOT/var 以下の各ディレクトリ、 log, phpThumb_cache, tamplates_c, tmp を パーミッション 777 にしておく。

DOCUMENT_ROOT/config.inc.sample を DOCUMENT_ROOT/config.inc としてコピーし、"1. 設定前に決めておく(調べておく)こと" の内容を元に修正する。

注意:
/var/openpne/ に OpenPNE を設置した場合、config.inc の DOCUMENT_ROOT は /var/openpne/ となります(PHPが自動的に認識するはずです)。
httpd.conf の DocumentRoot は /var/openpne/public_html/ となります。
言葉は似ていますが、使用されている場所が違いますので、注意してください。

3. Apacheの設定

httpd.confを修正し、

DirectoryIndex に index.php を追加。
AddDefaultCharset に Shift_JIS を指定。
DOCUMENT_ROOT/public_html/ にアクセスできるようにドキュメントパスを通す。

バーチャルホストを使ったhttpd.confの設定例

    <VirtualHost *:80>
        ServerName        openpne.example.com
        DocumentRoot      DOCUMENT_ROOT/public_html/
        DirectoryIndex    index.html index.php
        AddDefaultCharset Shift_JIS
    </VirtualHost>

httpd.confを修正したら、Apacheを再起動

4. MySQLサーバの設定

my.cnfを修正し、[client] グループと[mysqld] グループに default-character-set=sjis を追加

my.cnfの設定例(バッファ・キャッシュの設定は、各自の環境によって読み替えてください)

    [client]
    socket          = /var/lib/mysql/mysql.sock
    default-character-set = sjis

    [mysqld]
    port            = 3306
    socket          = /var/lib/mysql/mysql.sock
    skip-locking
    key_buffer = 16M
    max_allowed_packet = 1M
    table_cache = 64
    sort_buffer_size = 512K
    net_buffer_length = 8K
    myisam_sort_buffer_size = 8M
    log-bin
    server-id       = 1
    default-character-set = sjis

my.cnfを編集したら、mysqldを再起動。

5. メールサーバの設定

PHPからメールを送信できるように設定。
ADMIN_EMAILを受け取れるように設定。

MAIL_SERVER_DOMAIN に届くメールで、以下のアドレスはシステムで利用されます。

携帯電話向けログインURL取得get@MAIL_SERVER_DOMAIN
携帯メールアドレス変更mail***@MAIL_SERVER_DOMAIN
コミュニティ掲示板メール投稿t***@MAIL_SERVER_DOMAIN
日記メール投稿blog@MAIL_SERVER_DOMAIN

メールサーバの転送設定を利用して、これらのアドレスへのメールが、以下のコマンドにわたるように設定する。 ただし、携帯電話向け機能を使用しない場合、設定しなくてもかまいません。
    "|/usr/local/bin/php DOCUMENT_ROOT/mail/mail.php"

6.MySQLにOpenPNE用データベース構築

DBNAMEでデータベースを構築

    CREATE DATABASE `DBNAME`;
データベースDBNAMEで、以下のSQL文を順番に実行する
  1. DOCUMENT_ROOT/setup/sql/ver1.4_mysql_table_structure.sql
  2. DOCUMENT_ROOT/setup/sql/ver1.4_mysql_init_data.sql

DOCUMENT_ROOT/setup/sql/make_c_member_secure/c_member_secure.php の
DOCUMENT_ROOT/config.inc に記述したものと同じ値を入れる。 $db_paramは DBNAME,USER,PASSWORD
$keyは ENCRYPT_KEY

変数の設定が終わったら、

   $ php -f DOCUMENT_ROOT/setup/sql/make_c_member_secure/c_member_secure.php
として、DBの構築は完了。

7. 動作確認

ABSOLUTE_PATH 例) http://openpne.example.com/ へアクセスし、

    email   : openpne@openpne.xxxxxxxx
    passeord: hogehoge
でログインできることを確認。

ログインできたらメールアドレスを変更してください。
上記のアカウントはこのドキュメントを読んだ人であれば誰でも知っているものなので、放置しておくことは危険です。

これでセットアップは完了です。友達を招待してみたり、日記を書いたり、あなただけのSNSコミュニティを作り上げてください!